論文対策|民事訴訟法

論文対策|民事訴訟法第225問

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問題
Q、既判力の時的範囲はどこまでか。

▼答え

権利は時間と共に変動するため、判決では一定の時点における権利の有無を判断していることになる。
その判断は訴訟資料によって決まるのであるから、判断資料の提出ができる最終時点である事実審の最終口頭弁論終結時をその一定時点とするのが合理的である。
さらに既判力の正当化根拠たる手続保障も判断資料の提出ができたときまで与えられていたといえる。
よって時的範囲もこの事実審の最終口頭弁論終結時が基準時となる。


 

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