平成30年(憲法)

予備試験【短答】過去問|憲法平成30年第9問|解説番号283

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憲法283問目(予備)

問題

最高裁の判例によれば、政党に対する寄付に関する次の記述の正誤は?


会社は、法令の規定に従い定款で定められた目的の範囲内において権利を有し、義務を負うところ、会社が特定の政党に政治資金を寄付することも、客観的、抽象的に観察して、会社の社会的役割を果たすためにされたものと認められる限りにおいては、定款所定の目的の範囲内の行為とみることができる。

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解答

解説

判例は、「客観的・抽象的に、会社の社会的役割を果たすためにされたと認められる場合」に、目的の範囲内)の行為だと考えています。もっとも、その支出を構成員に矯正できるかは別問題です。なお「会社」が対象である点が重要です。(強制加入団体との差)

参照

▼ 参考条文・判例

最判平成8年3月19日

▼ 魔法の言葉

名言


我慢は力よりも気高く、忍耐は美しさに勝る。


~ジョン・ラスキン~

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