論文対策|行政法

論文対策|行政法第112問

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問題
Q、取消訴訟において、当該処分に先行する行政行為の瑕疵を主張できるか。

▼答え

1、行政上の法律関係はできるだけ早期に確定し、安定を維持させるべきである。
よって原則として先行する行政行為の瑕疵を後に主張させ、動揺させることは許されず、違法性は承継されない。
2、しかし先行行為と後行処分が連続した一連一体の手続を構成し、一定の法律効果の発生を目指している場合には、違法性が承継される。全体として一体の手続に瑕疵があると見ることができるからである。
※これに対して早期確定という要請と、国民の救済の比較衡量によるとする説もあり。この場合であれば先行行為を争う手段があったかなどを考慮することができる。


 

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