1、問題となるのは内心の信仰の自由か否か。(内心の信仰の自由であれば、その制限は違憲。)
2、宗教的活動、結社の自由の場合、①当該自由は信仰にとって核心的事項か、②制限目的や、団体の性格などから裁量権が広く認められていないかも考慮して審査基準をたてる。
①核心的事項でなく、かつ裁量権が広く認められるなら、裁量の逸脱濫用がないかを審査。
②核心的事項ではないが、裁量権は認められないなら、①目的正当、②他に制限的でない選びうる手段がないか。
③核心的事項であれば、宗教が個人の価値観の根源であり、人格そのものをなすことを理由として、①目的が必要不可欠で、②最小限度の手段でなければならないと規範定立。