問題
Q、制限行為能力者が意志無能力でもある場合,無効と取消し、どちらを主張すべきか。
▼答え
=①選択権という趣旨から考えれば、取消しだけ認めるべきとも思える。
②しかし期間制限などの点からも、無効主張を妨げるのはかえって不均衡。(必要性)
また、無効を制限能力者からしか主張できないとすれば、保護も薄くならない。(許容性)
∴いずれも主張できる。
○未成年者が許される営業とは。
「営利目的でなされる独立の事業」
○事理弁識能力を欠く常況、とは。
意思能力さえないこと。(有効な意思表示ができないこと=内心的効果意思を持つだけの知能がないこと。)
○被後見人が追認(任意・法定両方)できる要件。
①能力の回復
②当該行為について了知したこと。
○事理弁識能力が著しく不十分、とは。
意思能力はあるが、財産管理に関する判断能力が平均より著しく低いこと。
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