ゆきっくまんの記事
論文対策|民法第428問
問題 Q、不当利得ではなく、不法行為に基づく損賠請求権を受益者に行使することについて類推適用されるか。 ▼答え 1、違法行為の抑制という708条の趣旨を潜脱することを防ぐためには、不法原因給付をした者 ...
論文対策|民法第427問
問題 Q、詐害行為取消権はどうか。 ▼答え 1、詐害行為取消権は請求権を行使する代位権とは異なり、債権者独自の立場で給付物を責任財産へと復帰させる権利である。 2、よって708条はその権利とは無関係で ...
論文対策|民法第426問
問題 Q,不法原因給付について関係のない一般債権者が、債権者代位権によって返還請求権を行使できるか。 ▼答え 1、708条によって不当利得返還請求権は存在しないことになるので、代位の目的債権がないこと ...
論文対策|民法第425問
問題 Q,不法原因が当事者双方にある場合には708条但書から常に返還請求できないか。 ▼答え 給付者の不法性が、受領者よりも極めて弱い場合には、90条や708条は適用されず、返還請求できる。 受給者を ...
論文対策|民法第424問
問題 Q、「給付」の意義 ▼答え 1、受益者に終局的な利益を与えること。 2、なぜなら終局的でない給付についても返還請求を否定してしまうと、給付が実現してしまい、かえって法が不法の実現に助力することに ...
論文対策|民法第423問
問題 Q、708条にいう「不法」とは ▼答え 1、708条は90条と表裏一体となって、社会的非難に値する者への法律上の救済を拒否する法理。 2、よって90条の公序良俗に反する場合を指すと考える。 &n ...
論文対策|民法第422問
問題 Q、不法原因給付の趣旨 ▼答え 社会的非難に値する行為をした者は、保護に値しないので、不当利得返還請求を抑制することで、違法行為を抑制する。 次の問題へ > < 前の問題へ
論文対策|民法第421問
問題 Q、不当利得が認められるが、受領者が帰責事由なくして原物返還が不能となった場合、価格返還義務を負うか。 ▼答え 不当利得の趣旨は公平の理念にあるところ、帰責事由もなく原物が消滅している場合にまで ...
論文対策|民法第420問
問題 Q、転用物訴権(契約上の給付によって、当事者でない第三者が利得を得た場合に、給付をした者が第三者に利得の返還を請求する権利)が認められるか。 ▼答え 1、これについては利得を得たものが、何かしら ...
論文対策|民法第419問
問題 Q、騙取金、横領金による弁済は法律上の原因がないといえるか。 ▼答え 1、一般的には債務という原因によって弁済がされている以上、原則として原因はある。 2、しかし仮に債権者が騙取金、横領金である ...