平成29年(行)

予備試験【短答】過去問|行政法平成29年第21問|解説番号286

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行政法286問目(予備)

問題
最高裁判例に照らした際の、義務付けの訴え及び差止めの訴えに関する次の記述の正誤は?


差止めの訴えにつき、行政事件訴訟法の定める訴訟要件である「重大な損害を生ずるおそれ」があると認められるためには、処分がされることにより生ずるおそれのある損害が、処分がされた後に取消訴訟等を提起して執行停止の決定を受けることなどにより救済を受けることが容易ではなく困難なものであるというだけでは足りず、処分がされる前に差止めを命ずる方法によるのでなければ救済を受けることが不可能なものである場合に限られる。

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