HOME > 平成23年(憲法) > 平成23年(憲法) 予備試験【短答】過去問|憲法平成23年第8問|解説番号24 投稿日:2019年5月16日 憲法24問目(予備) 問題 最高裁判例に照らした際の、憲法第9条に関する次の記述の正誤は? 憲法第9条は国の基本的な法秩序を示した規定であるから、憲法より下位の法形式による全ての法規の解釈適用に当たってその指導原理となり得るものであることはいうまでもないが、私法上の行為の効力を直接規律するものではない。 詳細は▼をタップ 解答 ▼ 〇 解説 ▼ 百里基地訴訟で最高裁は、9条の規範は「司法的な価値秩序とは本来関係のない優れて公法的な性格を有する規範であるから、司法的な価値秩序において、右規範がそのままの内容で民法90条にいう「公の秩序」の内容を形成し、それに反する司法上の行為の効力を一律に否定する法的作用を営むということはない」としています。よって問題文の記述は正しいといえます。 参照 ▼ 参考条文・判例 最判平元年6月20日 ▼ 魔法の言葉 名言 今日の読書こそ、真の学問である。 ~吉田松陰~ 次の問題へ > < 前の問題へ < 一覧へ > Twitter Share Pocket Hatena LINE コピーする -平成23年(憲法) -予備試験, 平成23年, 憲法