平成30年(憲法)

予備試験【短答】過去問|憲法平成30年第1問|解説番号256

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憲法256問目(予備)

問題

次の対話は、公務員の人権に関する教授と学生の対話である。

公務員の人権に関する教授の質問に対する学生の回答の正誤は?


(教授).公務員の地位のように権利主体と公権力との間に特殊な法律関係がある場合には、憲法の人権保障が原則として及ばないなどとする理論がありますね。このような理論によって公務員の人権に対する制約を正当化した最高裁判所の判決がありますか。

(回答).はい。猿払事件判決(最高裁判所昭和49年11月6日大法廷判決、刑集28巻9号393頁)が、先生のおっしゃる趣旨の判示をして、公務員の政治的意見表明の自由に対する制約を正当化しています。

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解答

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解説

判例は「公務員の政治的中立性を損うおそれのある公務員の政治的行為を禁止することは、それが合理的で必要やむをえない限度にとどまるものである限り、憲法の許容するところであるといわなければならない。」としているのであり、原則的な制限を認めたわけではありません

参照

▼ 参考条文・判例

最判昭和49年11月6日

▼ 魔法の言葉

名言


勇気は汝を正しい道に導く。


~ベートーヴェン~

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