平成30年(憲法)

予備試験【短答】過去問|憲法平成30年第10問|解説番号285

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憲法285問目(予備)

問題

衆議院の優越に関して、以下の記述の正誤は?


条約の承認に関する衆議院の優越の程度は、法律案の議決、予算の議決のいずれの場合と比べても小さい。

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解答

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解説

【条約の承認】につき、①両院協議会を開いても定まらない場合、②参議院が案を受け取った後、30日以内に議決をしない場合は、自動的に衆議院の議決が国会の議決となります。


一方、【法律案】は参議院で異なった議決がされた場合、3分の2以上の多数で可決したときに法律となります。


前者は衆議院の過半数がごね続ければ成立するのに対し、後者は少なくとも3分の2が賛成しなければ成立しません。よって、前者の方が、衆議院の優越の程度が高いといえます。

参照

▼ 参考条文・判例

59条2項、4項
60条1項、2項
61条

▼ 魔法の言葉

名言


圧力がなければ、ダイヤモンドは生まれない。


~トーマス・カーライル~

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