平成26年(刑法)

予備試験【短答】過去問|刑法平成26年第7問|解説番号227

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刑法227問目(予備)

問題

故意に関し、次の記述は正しいといえるか?

【見解】
(A説):故意の有無については、構成要件を基準にして判断すべきであり、殺人罪においては、行為者の認識した事実と発生した事実が、およそ「人を殺す」という点で一致していれば故意が認められる。
(B説):故意の有無については、構成要件を基準にして判断すべきであるが、殺人罪においては、行為者の認識した事実と発生した事実が、「その人を殺す」という点で一致していなければ故意は認められない。


侵害が生じた客体に錯誤はないが、侵害に至る因果関係に錯誤がある場合の故意の有無について、A説かB説かによる差はない。

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