平成27年(刑法)

予備試験【短答】過去問|刑法平成27年第2問|解説番号266

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刑法266問目(予備)

問題

名誉毀損罪(刑法第230条)と侮辱罪(刑法第231条)の保護法益に関する次の見解につき、下の記述は正しいといえるか?

【見解】

A説:名誉毀損罪と侮辱罪の保護法益は、いずれも人の外部的名誉(社会的評価、社会的名誉)であり、名誉毀損罪と侮辱罪の違いは、事実の摘示の有無である。

B説:名誉毀損罪の保護法益は人の外部的名誉(社会的評価、社会的名誉)であり、侮辱罪の保護法益は人の主観的名誉(名誉感情)である


A説に対しては、刑法第231条の「事実を摘示しなくても」との文言は文字どおりに解すべきであって「事実を摘示しないで」という意味にはならないはずであるとの批判がある。

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明日に向かって何もしないなんて、オレには耐えられない。


~マイルス・デイヴィス~

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