平成30年(刑法)

予備試験【短答】過去問|刑法平成30年第4問|解説番号483

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刑法483問目(予備)

問題

以下の事例につき、下の【見解】のどちらをとるかによって結論が変わるといえるか。

【見解】
(A説):行為者が認識していた事実と発生した事実とが、構成要件的評価として一致する限り、発生した事実についての故意が認められ、殺人罪においては、客体が「およそ人」という点で一致していれば故意が認められる。
(B説):行為者が認識していた事実と発生した事実とが、具体的に一致しない限り、発生した事実についての故意は否定され、殺人罪においては、客体が「その人」という点で一致していなければ故意は認められない。


甲は、Vから殺してほしいと頼まれたので、Vを殺そうと考え、Vの首を絞めてVを死亡させたが、嘱託殺人が犯罪にならないと考えていた。

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解答

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解説

前者は法定的符合説、後者は具体的符合説となります。本件は法律の錯誤に過ぎず、どちらの説からも嘱託殺人罪が成立します。

参照

▼ 参考条文・判例

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▼ 魔法の言葉

名言


人生とは今日一日のことである。


~デール・カーネギー~

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