平成29年(商法)

予備試験【短答】過去問|商法平成29年第25問|解説番号500

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商法500問目(予備)

問題

株主代表訴訟の対象となる取締役の責任に関し、次の記述は「会社法が取締役の地位に基づいて取締役に負わせている責任のほか、取締役が会社との取引によって負担することになった債務についての責任も含まれる」という判例の立場と整合するか?


取引上の債務の履行については会社の裁量を認めることが望ましい場合があるので、株主は、総株主の同意によってのみ免責が可能とされている会社法上の取締役の責任追及のためにのみ、取締役の責任を追及する訴えを提起することができると解すべきである。

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解答

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解説

判例では、株主代表訴訟の対象につき、「「取締役ノ責任」には、取締役の地位に基づく責任のほか、取締役の会社に対する取引債務についての責任も含まれると解するのが相当である。」と解しています。そのため、会社法上の違反行為に限られるという問題文の立場とは異なります。

参照

▼ 参考条文・判例

最判平成21年3月10日

▼ 魔法の言葉

名言


変化は呼吸するのと同じくらい自然なことだ。変化を拒むことはできない。だが、変化は私たちを傷つけようとして起こるのではない。変化は私たちが成長を続けている証しなのだ。


~ヘーゼルデン財団~

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