問題
Q、幸福追求権としてある権利が憲法上保障されるか否かの判断基準
▼答え
1、これについて個人の権利自由を国家から保障するという近代立憲主義の理念を重視し、あらゆる行為の自由が保障されるとする考えもある。
2、しかし①人権を無制限に認めると、人権のインフレ化を招き、価値が相対的に低下してしまう。
②また、裁判所の主観的判断で権利が創設されてしまう危険もある。
3、よって個人の人格的生存に不可欠な権利、自由に限られると解する。
4、もっとも憲法上保障されないとしても、ある行為を制限するに際し、平等原則、比例原則に反することはできない。
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