論文対策|行政法

論文対策|行政法第46問

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問題
Q、行政処分の効力や存否が先決問題として扱われる場合に、仮処分は排除されるか。

▼答え

1、これについて先決問題であっても、仮処分が認められれば結局は行政活動が阻害されることから、44条の趣旨から排除されるとする考えもある。
2、しかしこの趣旨は行政庁の第一次判断権を裁判所が先取することを防止するものを実質的な目的とするものであるから、これを超えないものであれば許される。よって執行停止を超えない程度の仮処分は認められる。
※執行停止を超える程度の仮処分は認められず、この場合には先決問題としての処分が無効と主張するのであれば、無効確認訴訟に準じて執行停止を認めるべき。(訴訟形態自体は当事者訴訟であるから、執行停止規定の25条は準用されておらず、使用できないため。)


 

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