論文対策|民法

論文対策|民法第196問

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問題
Q不法占有者に対する明渡請求ができるか。

▼答え

①抵当権は非占有担保であるから、認められないとも思える。
②しかし不法占有者がいる場合、希望者が現れにくくなり、売却価値が下落する。(抵当権侵害)
∴不法占拠することにより交換価値の実現が妨げられ、抵当権者の優先弁済請求権の行使が困難になる状態があるときは、抵当権に基づく妨害排除請求ができる。(請求原因1)
∴また所有者に対して抵当権不動産を適切に維持保存することを求める請求権を有するので、これを被保全債権として423条の法意に従い、所有者の妨害排除請求権を代位行使できる。


 

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