論文対策|民事訴訟法

論文対策|民事訴訟法第245問

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問題
Q、原告が一部請求をしたが、相殺の抗弁が認められた場合の処理。(特に外側説にたって、相殺したが一部請求額は全額認められた場合。)

▼答え

1、まず相殺の抗弁について一部請求でどのように適用されるかを書く。(全体に適用し、認容額と請求額を比べる。)
2、一部請求と残部請求では訴訟物が異なると考えられるため、確定判決の既判力は残部請求には及ばない。
3、そして前訴確定判決内で自働債権の存否について既判力が生じるのは、「請求の範囲に対して相殺を持って対抗した額」に限られるから、一部請求の額を超える範囲の自働債権の存否については既判力を生じない。


 

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