平成30年(民法)

予備試験【短答】過去問|民法平成30年第4問|解説番号534

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民法534問目(予備)

問題

所有権の取得に関し、次の記述は正しいといえるか?


AがBに対して、完成した建物の所有権の帰属について特約をせずに、A所有の土地上に建物を建築することを注文したところ、Bが自ら材料を提供して建前を建築した段階で工事を中止した場合(その時点における時価400万円相当)において、Aから残工事を請け負ったCが自ら材料を提供して当該建前を独立の不動産である建物に仕上げ(その時点における時価900万円相当)、かつ、AがCに代金を支払っていないときは、当該建物の所有権は、Cに帰属する。

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解答

解説

建築は材料を上回る価値を付加するため、加工の規定が適用されます。Cによって完成した建物は、Bによる建前を大きく超える価値を有しますから、加工の規定よりCが所有権を取得します。

参照

▼ 参考条文・判例

246条2項
最判昭和54年1月25日

▼ 魔法の言葉

名言


一を以て之を貫く


~孔子~

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