平成29年(商法)

予備試験【短答】過去問|商法平成29年第22問|解説番号483

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商法483問目(予備)

問題

取締役会設置会社であるA株式会社(以下「A社」という。)は、事業として甲県内においてトラックによる陸上貨物運送を行っている。A社の取締役であるBの行為に関し、次の記述は正しいといえるか?


A社が、その事業計画及び市場調査に基づき、甲県に隣接する乙県内においてトラックによる陸上貨物運送を開始することを取締役会の決議によって決定し、乙県内においてトラックターミナル用の不動産を取得した後、Bが、営業として乙県内においてトラックによる陸上貨物運送を行おうとする場合には、A社が乙県内においてトラックによる陸上貨物運送をいまだ開始していないときであっても、Bは、A社の取締役会において、当該運送に係る取引につき重要な事実を開示し、その承認を受けなければならない。

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解答

解説

裁判例は会社が現に事業を行っていなくとも、進出のために準備を進めている事業について、356条1項1号の「株主会社の事業」に含めるとしています。

参照

▼ 参考条文・判例

東京地判昭和56年3月26日

▼ 魔法の言葉

名言


ぐちをこぼしたっていいがな 弱音を吐いたっていいがな 人間だもの たまには涙をみせたっていいがな 生きているんだもの


~相田みつを~

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