HOME > 平成29年(民訴) > 平成29年(民訴) 予備試験【短答】過去問|民訴平成29年第38問|解説番号479 投稿日:2019年5月16日 民訴479問目(予備) 問題 裁判上の自白に関し、次の記述は正しいといえるか? 所有権に基づく動産引渡請求訴訟において、原告が、当該動産を所有していたAからこれを購入したことを主張し、被告が、原告の主張のうちAが当該動産を所有していたことを認める陳述をした場合には、裁判所は、Aが当該動産を所有していたことを判決の基礎とすることができる。 詳細は▼をタップ 解答 ▼ 〇 解説 ▼ 「基礎とできるか否か」という観点からいえば、原告から主張があり、被告の自白もある以上、問題なく基礎とすることができます。なお、「基礎としなければならないか否か」についても、自白の効果として認められると解されています。確かに権利関係の認定は裁判所の専権ではあるのですが、所有権のような「日常的な法律概念」は、一般的な事実と同様に扱っても良いと考えられているからです。 参照 ▼ 参考条文・判例 最判昭和30年7月5日 ▼ 魔法の言葉 名言 指をさして人を非難する前に、君のその手がよごれていないか確かめてくれ。 ~ボブ・マーリー~ 次の問題へ > < 前の問題へ < 一覧へ > Twitter Share Pocket Hatena LINE コピーする -平成29年(民訴) -予備試験, 平成29年, 民訴