民訴478問目(予備)
問題
裁判上の自白に関し、次の記述は正しいといえるか?
消費貸借契約に基づく貸金請求訴訟において、原告が被告との間で過去に別の消費貸借契約を締結したことを主張し、被告がこれを認める陳述をした場合には、被告は、当該陳述を撤回することができない。
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解答
解説
▼
過去の契約締結という事実は、同様の契約が再び締結されたことを推認させるため、「間接事実」だということができます。間接事実について自白をしたとしても、撤回は許されます。間接事実は証拠と同様の働きをするため、自由心証主義を貫徹させる趣旨からも裁判所を拘束しません。そのため、撤回を許したとしても審理に深刻な影響が及ばないためです。
参照
▼ 魔法の言葉
名言
自由なる人々よ、この言葉を忘れるな。我々は自由を得るかも知れない、しかし一度それが失われると取り戻す事はできぬ。
~ルソー~
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