HOME > 平成29年(刑法) > 平成29年(刑法) 予備試験【短答】過去問|刑法平成29年第1問|解説番号402 投稿日:2019年5月16日 刑法402問目(予備) 問題 因果関係に関し、次の記述は正しいといえるか? 甲が、Vの胸部、腹部及び腰部を殴打したり足蹴りしたりする暴行を加えたところ、それに耐えかねたVは、その場から逃走した際、逃げることに必死の余り、過って路上に転倒し、縁石に頭部を打ち付けたことによって、くも膜下出血により死亡した。この場合、甲の暴行とVの死亡との間には、因果関係がある。 詳細は▼をタップ 解答 ▼ 〇 解説 ▼ 甲の行為自体に死の危険性はありません。しかし、「逃走中の転倒」という介在事情の異常性は少なく、行為時に予見可能な範囲内であったといえます。判例は、このような場合に因果関係を認めています。 参照 ▼ 参考条文・判例 最判平成15年7月16日 ▼ 魔法の言葉 名言 それが何であれ、あなたの得意なことが幸福に導いてくれる。 ~バートランド・ラッセル~ 次の問題へ > < 前の問題へ < 一覧へ > Twitter Share Pocket Hatena LINE コピーする -平成29年(刑法) -予備試験, 刑法, 平成29年