平成29年(刑法)

予備試験【短答】過去問|刑法平成29年第1問|解説番号403

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刑法403問目(予備)

問題

因果関係に関し、次の記述は正しいといえるか?


甲が、Vを突き倒し、その胸部を踏み付ける暴行を加え、Vに血胸の傷害を負わせたところ、Vは、Vの胸腔内に貯留した血液を消滅させるため医師が投与した薬剤の影響により、かねてVが罹患していた結核性の病巣が変化して炎症を起こし、同炎症に基づく心機能不全により死亡した。この場合、甲の暴行とVの死亡との間には、因果関係がない。

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解答

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解説

まず甲自身の行為に高度の危険性が認められます。一方、病院での経過について異常性が高いとはいえません。よって、このような場合は因果関係が認められます。

参照

▼ 参考条文・判例

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▼ 魔法の言葉

名言


私はいったい誰か?ああ、それは大いなる謎だ。


~ルイス・キャロル~

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