平成29年(刑法)

予備試験【短答】過去問|刑法平成29年第9問|解説番号442

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刑法442問目(予備)

問題

次の事例で、甲は()内の犯罪の既遂になるといえるか?


甲は、通行中の乙に因縁を付けて乙から現金を脅し取ろうと考え、乙に対し、「俺をにらんできただろ。金を払えば許してやる。金を出せ。」などと大声で怒鳴り付けて反抗を抑圧するに至らない程度の脅迫を加え、同脅迫により畏怖した乙は、甲に現金を直接手渡さなかったものの、甲が乙のズボンのポケットから乙が所有する現金在中の財布を抜き取って持ち去るのを黙認した。(恐喝罪)

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解答

解説

被害者が自ら交付せず、占有移転を黙認していたときでも、恐喝は既遂に至ると考えられています。

参照

▼ 参考条文・判例

最判昭和24年1月11日

▼ 魔法の言葉

名言


アドバイスをもらう人は多い。でも、その恩恵を受けるのは賢い人だけ。


~ハーパー・リー~

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