刑法482問目(予備)
問題
以下の事例につき、下の【見解】のどちらをとるかによって結論が変わるといえるか。
【見解】
(A説):行為者が認識していた事実と発生した事実とが、構成要件的評価として一致する限り、発生した事実についての故意が認められ、殺人罪においては、客体が「およそ人」という点で一致していれば故意が認められる。
(B説):行為者が認識していた事実と発生した事実とが、具体的に一致しない限り、発生した事実についての故意は否定され、殺人罪においては、客体が「その人」という点で一致していなければ故意は認められない。
甲は、前方を歩いていた人をV1と思い、V1を殺そうと考え、その人を狙って拳銃を発射し弾丸を命中させて死亡させたが、その人はV1ではなく、V2であった。
詳細は▼をタップ