問題
Q、有害図書指定による自販機での図書禁止条例の合憲性。
▼答え
1、これについて未成年者、成年者の知る権利を害するとの考えもある。
2、しかし①青少年は一般的に精神的に未成熟であることから青少年の知る権利の保障の必要性は低いため、事前抑制禁止の法理も緩和される。②目的が合理的であり、対面でないため心理的に購買が容易な自販機に限って禁止するのであれば、手段も合理的。③青少年の健全な育成という点からは、成年者に関しても必要やむを得ない制約といえる。
3、よって合憲。
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