論文対策|民法

論文対策|民法第70問

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問題
Q事実行為への代理権は基本代理権となるか。

▼答え

①110条の趣旨は本人の帰責性を前提とした相手方の信頼保護、表見法理にあるところ、基本代理権は本人の帰責性を認めるための要件である
②そしてその帰責性は本人に私法上の法律効果の成立と同様の責任を負わせるための許容性として働くのであるから、本人が代理人に自己の私法的法律関係の変動を任せるほどのものでなければならない。
③よって法律行為をする権限を与えていない以上、事実行為の代理権は基本代理権とはならない。


 

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