平成29年(憲法)

予備試験【短答】過去問|憲法平成29年第1問|解説番号219

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憲法219問目(予備)

問題

日本国民である父親から出生後に認知された子の日本国籍の取得をめぐる国籍法違憲判決(最高裁判所平成20年6月4日大法廷判決、民集62巻6号1367頁)に関する次の記述の正誤は?


前記判決は、日本国民を血統上の親として出生しながら、日本国籍を生来的に取得できなかった子について、日本国籍を生来的に取得した子よりも日本国籍の取得の要件を加重すべきであるとする立法目的には、法律婚を尊重する観点から合理的な根拠があるとした。

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解答

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解説

判例は、①社会状況の変化、②国際交流の増大、③各種条約の締結状況などから、もはや立法目的とのあいだに合理的関連性を見出すことが難しくなったと判断しています。これは合理的根拠がないと考えるものです。

参照

▼ 参考条文・判例

最大判平成20年6月4日

▼ 魔法の言葉

名言


時間は飛び去り、二度と戻らない。


~ウェルギリウス~

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