平成24年(憲法)

予備試験【短答】過去問|憲法平成24年第2問|解説番号42

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憲法42問目(予備)

問題

国会議員の娘の離婚記事の出版差止めを認めた仮処分の保全異議に対する決定(東京地方裁判所平成16年3月19日決定、判例時報1865号18頁)と、その抗告審決定(東京高等裁判所平成16年3月31日決定、判例時報1865号12頁)との異同に関する次の記述の正誤は?


両決定は、記事内容の公共性について判断を異にした。抗告審は、婚姻や離婚という出来事自体は私事であるが、娘は政治家一家の長女であって後継者となる可能性があることを理由に、記事内容の公共性を認めた。

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解答

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解説

控訴審では、政治家志望の意向も表明していない以上、将来政治家になるという点は憶測による抽象的可能性にとどまると考え、記事の公共性を否定しています。

参照

▼ 参考条文・判例

東京地決平成16年3月19日
東京高決平成16年3月31日

▼ 魔法の言葉

名言


もちろん、生まれつきの能力の問題もまったく無視はできない。それでもやはり、これはおまけみたいなものだ。絶え間なく、粘り強く努力する。これこそ何よりも重要な資質であり、成功の要といえる。


~トーマス・エジソン~

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