HOME > 平成24年(憲法) > 平成24年(憲法) 予備試験【短答】過去問|憲法平成24年第10問|解説番号67 投稿日:2019年5月16日 憲法67問目(予備) 問題 最高裁判例に照らした際の、司法権に関する次の記述の正誤は? 苫米地事件判決(最大判昭和35年6月8日)は、法律上の争訟の要件が満たされる事案であっても、高度の政治性を有する国家行為に関しては、実際的必要性の観点から、裁判所が司法判断を下すのを自制すべきであるとしたものである。 詳細は▼をタップ 解答 ▼ × 解説 ▼ 当該判例は、「直接国家統治の基本に関する高度に政治性のある国家行為のごときは、たとえそれが法律上の争訟となり、これに対する有効無効の判断が法律上可能だとしても、かかる国家行為は裁判所の審査権の外にある」としました。そのため、「できるけど審査しない」という「自制」ではなく、「審査権の外にある」として「審査できない」という判断をしたことになります。 参照 ▼ 参考条文・判例 最大判昭和35年6月8日 ▼ 魔法の言葉 名言 敗北を味を知ってこそ、最も甘美な勝利が味わえる。 ~マルコム・フォーブス~ 次の問題へ > < 前の問題へ < 一覧へ > Twitter Share Pocket Hatena LINE コピーする -平成24年(憲法) -予備試験, 平成24年, 憲法