平成28年(刑法)

予備試験【短答】過去問|刑法平成28年第7問|解説番号364

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刑法364問目(予備)

問題

因果関係に関し、次の記述は正しいといえるか?


甲は、Vの頸部を包丁で刺し、Vは、同刺創に基づく血液循環障害による脳機能障害により死亡した。その死亡するまでの経過は、Vは、受傷後、病院で緊急手術を受けて一命をとりとめ、引き続き安静な状態で治療を継続すれば数週間で退院することが可能であったものの、安静にすることなく病室内を歩き回ったため治療の効果が上がらず、同脳機能障害により死亡したというものであった。この場合でも、甲がVの頸部を包丁で刺した行為とVの死亡との間には、因果関係がある。

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解答

解説

介在事情の異常性よりも、行為自体の危険性による寄与度が高いといえるため、因果関係が認められます。

参照

▼ 参考条文・判例

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▼ 魔法の言葉

名言


始まりは、どんなものでも小さい。


~キケロ~

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