平成28年(刑法)

予備試験【短答】過去問|刑法平成28年第7問|解説番号363

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刑法363問目(予備)

問題

因果関係に関し、次の記述は正しいといえるか?


甲が、心臓発作を起こしやすい持病を持ったVを突き飛ばして尻餅をつくように路上に転倒させたところ、Vはその転倒のショックで心臓発作を起こして死亡した。Vにその持病があることを甲が知り得なかった場合でも、甲がVを突き飛ばして路上に転倒させた行為とVの死亡との間には、因果関係がある。

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解答

解説

全事情を基礎に判断しますので、死亡させる危険のある行為によって、その危険を現実化させたと評価できます。よって因果関係が認められます。

参照

▼ 参考条文・判例

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▼ 魔法の言葉

名言


人間は考えることが少なければ少ないほど余計にしゃべる。


~モンテスキュー~

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