平成30年(刑法)

予備試験【短答】過去問|刑法平成30年第12問|解説番号519

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刑法519問目(予備)

問題

判例に照らし、次の記述は正しいといえるか?


甲は、Aから現金を借り入れるに当たり、借入金をAに自ら返済する意思も能力もないのに、乙に対し、「自分がAに返済するので、保証人として名前を貸してほしい。」とうそを言い、その旨乙を誤信させ、乙に、Aを貸主、甲を借主とする消費貸借契約書の保証人欄に署名押印させた。乙は錯誤に基づいて署名押印しているから、甲には有印私文書偽造罪の間接正犯が成立する。

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解答

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解説

動機に錯誤があるにせよ、保証債務を負うこと自体に乙の認識認容がありますから、乙の意思によって、乙が書面を作成したといえます。そのため、甲に間接正犯として偽造罪が成立することはありません。

参照

▼ 参考条文・判例

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▼ 魔法の言葉

名言


最良なる未来の予言者は、過去なり。


~バイロン~

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