平成29年(刑訴)

予備試験【短答】過去問|刑訴平成29年第24問|解説番号424

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刑訴424問目(予備)

問題

次の事例は、被告人甲に対する傷害被告事件の公判手続である。これに関し、下の記述は正しいといえるか?

【事例】
甲は、冒頭手続において、甲がVの頭部を鉄パイプで殴打し、加療約1か月間の傷害を負わせた旨の公訴事実につき、これを認める旨の陳述をし、弁護人も被告人と同旨であるとの意見を述べた。検察官は、公訴事実を立証するため、証拠書類のほか、Vの血液が付着した鉄パイプの証拠調べ請求を行い、弁護人は、証拠書類全てを証拠とすることに同意し、鉄パイプの証拠調べについては異議がない旨の意見を述べた。検察官請求証拠の証拠調べ終了後、弁護人は、甲とVとの間の示談書及び甲がV宛てに郵送した反省文の写しの証拠調べ請求を行い、検察官は、これら全てを証拠とすることに同意した。


検察官は、鉄パイプの証拠調べにおいて、鉄パイプを被告人に展示する際、事件との関連性を被告人に質問しなければならない。

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解答

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解説

証拠物の取調べは、原則として展示の方法によります。その際、関連性を質問する必要はありません。

参照

▼ 参考条文・判例

306条1項
308条
309条

▼ 魔法の言葉

名言


信念のためには、たとえ敗れると分かっていても、おのれを貫くそういう精神の高貴さがなくて、何が人間ぞと僕は言いたいんだ。


~岡本太郎~

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