平成30年(刑訴)

予備試験【短答】過去問|刑訴平成30年第21問|解説番号476

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刑訴476問目(予備)

問題

次の記述は正しいといえるか?


被告人及びAを共同正犯とする殺人被告事件において、実行行為者が誰であるかが争点となり、審理を尽くしても実行行為者を特定するに至らなかった場合には、裁判所は、実行行為者につき、「被告人若しくはA又はその両名」と認定し、その旨を罪となるべき事実として判示することが、許されることがある。

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解答

解説

共同正犯は、「一部実行全部責任」の原則が適用されますので、共犯関係にあるどちらかが実行行為を行えば全結果について責任を問うことが可能です。よって、まさに問題文のように解されています。

参照

▼ 参考条文・判例

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▼ 魔法の言葉

名言


できると思えばできる、できないと思えばできない。これは、ゆるぎない絶対的な法則である。


~パブロ・ピカソ~

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