平成30年(民法)

予備試験【短答】過去問|民法平成30年第6問|解説番号543

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民法543問目(予備)

問題

法定地上権に関し、次の記述は正しいといえるか?


Aが所有する甲土地及びその上の乙建物にBのために共同抵当権が設定された後、乙建物が取り壊され、甲土地上に新たにAが所有する丙建物が建築されて、丙建物につきCのために抵当権が設定された場合において、甲土地に対するBの抵当権の実行によりDが甲土地を取得したときは、法定地上権が成立する。

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解答

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解説

このような結論を認めると、Bは土地と建物全ての価値を把握していたにも関わらず、事後的なAの行為によって建物分の価値を取り逃すことになってしまいます。そこで、判例は法定地上権を否定しています。

参照

▼ 参考条文・判例

最判平成9年2月14日

▼ 魔法の言葉

名言


「いつの日か」は、決してやってこない。


~ヘンリー・ジョージ・ボーン~

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