平成29年(商法)

予備試験【短答】過去問|商法平成29年第30問|解説番号523

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商法523問目(予備)

問題

手形抗弁に関し、次の記述は正しいといえるか?


判例の趣旨によれば、AがBに対し振り出した約束手形につき、AB間の手形振出しの原因関係が消滅した場合において、Bが当該原因関係の消滅の事実について善意であるCに対し裏書をした後、再度CからBに対し裏書がされたときは、Aは、当該原因関係が消滅したことを主張して、Bからの手形金請求を拒むことができる。

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解答

解説

この場合実質的に見て、隠れた取立委任裏書と同視でき、Bに経済的利益を生じさせる基礎を欠くといえます。そのため、このような場合には支払請求を拒否できると解されています。

参照

▼ 参考条文・判例

最判昭和40年4月9日

▼ 魔法の言葉

名言


休息とは回復であり、何もしないことではない。


~ダニエル・W・ジョセリン~

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