平成29年(商法)

予備試験【短答】過去問|商法平成29年第30問|解説番号524

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商法524問目(予備)

問題

手形抗弁に関し、次の記述は正しいといえるか?


AがBに対し振り出した約束手形につき、AB間の手形振出しの原因関係が消滅した場合において、Bが、支払のための呈示をすることなく、Cに対し満期日の翌日に裏書をしたときは、Cが当該原因関係の消滅の事実について善意であったとしても、Aは、当該原因関係が消滅したことを主張して、Cからの手形金請求を拒むことができる。

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解答

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解説

手形上の効果が移転しない「期限後裏書」か否かは「支払呈示期間を過ぎているかどうか」で定まります。満期の翌日といえど、支払呈示期間内の可能性があります。この場合は、有効に裏書による移転が発生し、人的抗弁は移転しません。よってCの請求を拒めない可能性もあります。

参照

▼ 参考条文・判例

手形法77条1項1号
20条1項本文・但書
17条但書

▼ 魔法の言葉

名言


一番難しく、しかも最も大切なことは、人生を愛することです。苦しい時でさえも愛することです。人生はすべてだからです。


~トルストイ~

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