問題
Q、新株予約権の無償割当に、株主平等原則が適用されるか。
▼答え
1、無償割当が差別的な行使条件を内容とするものだとしても、株式の内容に関することではないため、直接適用されることはない。(どのように割り当てるかについて他の株主と差を設けて、実際に手にいれる株式数に差を出しても、割り当てられた株式の内容自体に差はないから。)
2、しかし無償割当は株主の地位に基づいて行われ、かつ法がその場合に予約権の内容の同一を要求していることから(278条2項)、株主平等の原則の趣旨はこのような場合でも同様に及ぶと解すべきである。
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