平成30年(民法)

予備試験【短答】過去問|民法平成30年第6問|解説番号545

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民法545問目(予備)

問題

法定地上権に関し、次の記述は正しいといえるか?


Aが所有する甲土地上にBが所有する乙建物があるところ、甲土地にCのために第一順位の抵当権が設定された後、Bが甲土地の所有権を取得し、甲土地にDのために第二順位の抵当権を設定した場合において、Cの抵当権が弁済により消滅し、その後、Dの抵当権の実行によりEが甲土地を取得したときは、法定地上権が成立する。

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解答

解説

このような場合は、弁済によってCの土地利用権は混同によって消滅します(179条)。そのため、Eに法定地上権を認める必要性があります。一方で、Cは弁済により利害関係から離脱している為、法定地上権を認めることので不利益を被る者も存在しません。よって、法定地上権は成立すると考えられます。

参照

▼ 参考条文・判例

179条1項

▼ 魔法の言葉

名言


すべてのルールに従えば、すべての楽しみを取り逃がしてしまうわ。


~キャサリン・ヘプバーン~

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