HOME > 平成29年(刑法) > 平成29年(刑法) 予備試験【短答】過去問|刑法平成29年第6問|解説番号428 投稿日:2019年5月16日 刑法428問目(予備) 問題 次の見解に対し、下の記述は正しいといえるか。 【見解】A説:遺棄罪は、生命・身体に対する危険犯である。B説:遺棄罪は、生命に対する危険犯である。 「遺棄罪の懲役刑の上限が傷害罪の懲役刑の上限よりも軽い」ことは、B説の根拠となり得る。 詳細は▼をタップ 解答 ▼ × 解説 ▼ 傷害罪の保護法益は「身体の安全」です。保護法益を「生命の安全」に求めるB説にたつと、遺棄罪の方が刑が軽いという事実は、「身体の安全よりも、生命の安全をより軽く見ている」ことになり、不適当な結論になります。よって、Bの論拠とはなりません。 参照 ▼ 参考条文・判例 準備中です ▼ 魔法の言葉 名言 事実は小説より奇なり。 ~バイロン~ 次の問題へ > < 前の問題へ < 一覧へ > Twitter Share Pocket Hatena LINE コピーする -平成29年(刑法) -予備試験, 刑法, 平成29年