平成29年(刑法)

予備試験【短答】過去問|刑法平成29年第6問|解説番号427

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刑法427問目(予備)

問題

次の見解に対し、下の記述は正しいといえるか。

【見解】
A説:遺棄罪は、生命・身体に対する危険犯である。
B説:遺棄罪は、生命に対する危険犯である。


「刑法第218条(保護責任者遺棄罪)が生存に必要な保護をしなかったことを遺棄とともに処罰の対象としている」ことは、B説の根拠となり得る。

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解答

解説

生命を保護法益にしているため、Bの根拠となります。(もっとも、A説否定の根拠ともならないため、迷った受験者の方も多いようです。「根拠となる」という文言に反していない以上、正解と考えるようです。)

参照

▼ 参考条文・判例

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▼ 魔法の言葉

名言


人生において我々が囚われている鎖は、我々が生み出したものに他ならない。


~チャールズ・ディケンズ~

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