平成28年(憲法)

予備試験【短答】過去問|憲法平成28年第11問|解説番号215

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憲法215問目(予備)

問題

最高裁判例に照らした際の、違憲審査に関する次の記述の正誤は?


日本国民である父と外国人である母との間に生まれた嫡出でない子につき、父母の婚姻及びその認知等所定の要件を備えた場合に届出により日本国籍が取得できる旨定めた国籍法(平成20年法律第88号による改正前のもの。以下同じ。)第3条第1項は、憲法第14条第1項に違反するが、血統主義を補完するために出生後の国籍取得の制度を設けた国籍法の趣旨に照らし、同法第3条第1項を全部無効とする解釈は採り得ない。

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解答

解説

判例によれば、全部無効とすると結局は準正子の日本国籍取得を否定することになり、血統主義を補完するために出生後の国籍取得の制度を設けた方の趣旨を没却するとしています。

参照

▼ 参考条文・判例

最大判平成20年6月4日

▼ 魔法の言葉

名言


未来は現在と同じ材料でできている。


~シモーヌ・ヴェイユ~

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