平成29年(刑法)

予備試験【短答】過去問|刑法平成29年第9問|解説番号440

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刑法440問目(予備)

問題

次の事例で、甲は()内の犯罪の既遂になるといえるか?


甲は、会社事務所内において現金を窃取して、戸外に出たところを警備員乙に発見されて取り押さえられそうになったため、逮捕を免れようと考え、乙に対し、刃体の長さ20センチメートルの出刃包丁をその腹部に突き付け、「ぶっ殺すぞ。」と怒鳴り付けたが、偶然その場を通り掛かった警察官に取り押さえられ、逮捕を免れることができなかった。(事後強盗罪)

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解答

解説

事後強盗が既遂に至ったか否かは「正犯が既遂に達したか」否か」で定まります。本件では窃盗が既遂に達しているため、脅迫をした段階で「事後強盗罪の既遂」が成立します。

参照

▼ 参考条文・判例

最判昭和24年7月9日

▼ 魔法の言葉

名言


苦難は、人間を作るか壊すかのどちらかだ。


~マーガレット・ミッチェル~

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