平成29年(民法)

予備試験【短答】過去問|民法平成29年第12問|解説番号500

投稿日:

民法500問目(予備)

問題

Aが運転するタクシーとBが運転するタクシーが衝突する交通事故(以下「本件事故」という。)が発生し、Aが運転するタクシーの乗客Cが負傷し、Cに300万円の損害が生じた。本件事故についての過失割合は、Aが4割で、Bが6割であり、Cに過失はなかった。この事例に関し、次の記述は正しいといえるか?


Bが、Cとの間で、BがCに対して200万円を支払うとともに、CがAの損害賠償債務及びBのその余の損害賠償債務を免除する旨の和解契約を締結した場合であっても、Cは、Aに対し、100万円の支払を求めることができる。

詳細は▼をタップ

解答

×

解説

不真正連帯債務は、原則として「免除」についての絶対効を持ちません。しかし、「全員分の残債務を免除する意思」を明確にしている場合は、被害者保護の必要性がないことから、他の債務者にも効果が及ぶと解されています。

参照

▼ 参考条文・判例

最判平成10年9月10日

▼ 魔法の言葉

名言


誰もが才能を持っている。でも能力を得るには努力が必要だ。


~マイケル・ジョーダン~

次の問題へ >

< 前の問題へ

< 一覧へ >

-平成29年(民法)
-, ,

Copyright© マイシホ , 2024 All Rights Reserved.