平成29年(民法)

予備試験【短答】過去問|民法平成29年第12問|解説番号501

投稿日:

民法501問目(予備)

問題

Aが運転するタクシーとBが運転するタクシーが衝突する交通事故(以下「本件事故」という。)が発生し、Aが運転するタクシーの乗客Cが負傷し、Cに300万円の損害が生じた。本件事故についての過失割合は、Aが4割で、Bが6割であり、Cに過失はなかった。この事例に関し、次の記述は正しいといえるか?


Aに使用者Dがおり、Dが本件事故について使用者責任を負う場合において、DがCに対して損害賠償債務の弁済として300万円を支払ったときは、Dは、Aに対し、信義則上相当と認められる限度において求償することができる。

詳細は▼をタップ

解答

解説

使用者責任が「代位責任」であったとしても、全額の求償を求めることはできないと解されています。これによれば、賠償範囲は「信義則上相当と認められる限度」とされています。この裏にある発想が「報償責任」です。

参照

▼ 参考条文・判例

本問に、参考情報はありません。

▼ 魔法の言葉

名言


希望があるところには必ず試練があるものだから。


~村上春樹~

次の問題へ >

< 前の問題へ

< 一覧へ >

-平成29年(民法)
-, ,

Copyright© マイシホ , 2024 All Rights Reserved.